オーストラリア旅行二日目 ~ケアンズの街と携帯電話事情~
初めての南半球
銀色の翼の向こうは赤・黄・緑・青・黒をした空だった。厚みの薄い雲の塊を避けるようにして私たちを乗せた飛行機は滑るようにケアンズ国際空港に降り立った。気になって仕方がなかった天候。とりあえず、初日は晴れのようだ。
予習してきた通り、空港とシティを結ぶシャトルバスのチケットを購入し、宿泊先のホテルへ向かう。同乗のバスには、一人旅の女性やバックパッカーらしき人の姿もあった。シャトルバスを利用するのは若者が中心。今の若者は逞しい。
チェックインは12時ということなので、スーツケースだけをホテルに預け、早速街に繰り出した。今日・明日のオプショナルツアーの申し込みをしなければならないからだ。インターネットカフェを探すも、どこも営業時間前で開いておらず、散策を続行。
小さな街なので、ホテルや海、チェックしてきたショップなどの位置関係はすぐに把握できた。トリニティ湾沿いのボードウォークでは、ジョギングや散歩をしている老若男女とすれ違う。朝日を受けてキラキラ輝く海面も、街路樹も南国のそれだ。早朝から20℃を超えているので、タオルは必携。日焼け止めも帽子もスーツケースから出さずに預けてしまったことを後悔。できれば、着替えもしたかった。
携帯電話の利便性
休憩したマクドナルドで携帯電話の電源を入れてみた。すると、アンテナが3本立っているではないか。しかも、日本時間の隣に現地時間も表示されている。これにはビックリ!今の携帯電話になってから外国に行ったことがなかったので、こんなふうになるとは思っていなかった。アンテナが立ったので、夫の携帯へ電話してみた。
つながった!「もしもし?」キツネにつままれたような不思議そうな声は確かに夫の声。かかった~!すごーい!私の携帯電話、グローバル対応なの?イヤ~、知らなかったわよ~、そんなこと!一人じゃなかったら、声に出して叫びたい心境だった。
出勤途中だった夫も事情が飲み込めて驚いていた。少し時差があるように感じるが、気になるほどではない。その後メールも送ってみたが、受信したという。その返信メールを私も受信できた。今まで気づかなかったが、とても便利な機能がついている携帯を使っていたらしい(今のはみんなそうなのかしら?)。成田空港で、プリペイド式の国際テレホンカードなんて買う必要なんてなかった。
オプショナルツアーデスクからも携帯に緊急の連絡が入ったり、私がオフィスの場所を聞くために使ったり、着いた早々、かなり役に立った。東京と同じで、ケアンズでも、公衆電話の数は減ってきているよう。あまり見かけない。どこの国でも、携帯電話はもう必需アイテムなのか。
オーストラリアならではの肉料理
夕食はオーストラリア料理をふるまう有名レストランを選んでみた。オーストラリアならではの味覚になろう。写真ソーセージから左回りに、エミューのソーセージ、カンガルーの串焼き、バッファローのステーキ、クロコダイルの串焼き、ブラマンディのソテー。スィートポテト付で、いろいろなお肉を少しずつ試せるお得なプラッターは、外国人にも大人気だとか。
フラッシュを炊いたので明るくなりすぎた写真。エミューのソーセージはコショウの利いたハーブ入りソーセージのよう。カンガルーは砂肝とレバーを足したような味で軽い歯ごたえが癖になりそう。バッファローは安い部位の牛肉ステーキでちょっと獣臭さがあった。クロコダイルは鶏の肉に近い味で柔らかく脂っこくないので食べやすい。ブラマンディはここの海で取れる高級魚で、ふっくらとした身はどんな白身魚よりも旨みが凝縮されていた。
食後、夜だけOPENするナイトマーケットを冷やかし歩く。70店舗の露店が軒を連ねるナイトマーケットは、中国人、インド人、韓国人など、いろいろな国からの旅行者で賑わっていた。夫のお土産を物色。
インターネットステーションは、日本語環境であることさえ注意して店選びをすれば、問題なく日本語でネットサーフィンできる。自身のブログもすぐに閲覧することができた。デジカメとパソコンをケーブルでつないで、画像の取り込みも簡単。外国でブログ更新をすることがあろうとは想像もしていなかったが、何とかなるものだ。何事も経験。
ちなみに1時間$3。ドリンクはフリーではなく、希望者のみ購入方式。8時から22時ごろまで開いているという。
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