夫と母へのお礼 ~温泉とお寿司の夕食~
今夏、病気治療のため、入院していた。その間、夫や母にはとてつもなく、心配と迷惑をかけた。会社帰りに病院まで来てくれた夫は、毎日寝不足だったと思う。いつもより多くメールをくれた。母はこまめに洗ってくれた洗濯物(着替え)を持って来てくれた。おかげで快適な入院生活を送ることができた。
退院から三ヶ月、私も元気を取り戻した。眠くてだるい日もたまにあるが、夏前に比べれば好調だ。
そんな二人に感謝の気持ちを込めて、温泉と夕食に誘った。父は現在入院中なので、母が時間を気にせず外出できる日で、夫の休日と重なる日を選んだ。
遠くまで行くのは疲れる元になるので、近場にした。近くにある温泉施設の中から、夫と相談し、厳選した一軒に決めた。
母とは温泉施設の前で待ち合わせ。趣のある門が印象的な温泉施設は、家族連れで混んでいた。スタッフの方の誘導で靴を下駄箱にしまい、その鍵と交換にリストバンドを受け取る。館内での施設使用料は後払いのシステムとなっていた。入館料を支払った後、夫と入浴後の待ち合わせ場所を広間か食事処と決め、早速母と温泉へ。清掃の行き届いた脱衣所から、すでに温泉独特の雰囲気が漂っていた。どんなお風呂が待っているか期待に胸が高鳴るこの一瞬。何度味わってもいい。
日曜日だったにもかかわらず、ご年配の方の姿が多かったのは、地元の人々に愛されている温泉施設だからだろう。そんなところからも、泉質の良さが伝わってくる。期待大だ。
館内には大浴場の他、露天風呂2つ(1つは歩行浴)、釜風呂、サウナなどがある。体を洗って、最初は大浴場へ。緑色をした湯が肌になめらかにまとわりつく。湯の温度もちょうど良い。一気に、体全体の筋肉が緩んでいくのがわかる。
泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。源泉は無色だというが、空気に触れると緑色に変色するという。効能は神経痛、筋肉痛、五十肩、運動麻痺、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、病後回復期、疲労回復、健康増進、慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、やけどなど。美人の湯と言われるだけあって、皮膚に関する適応症が目立つ。
温泉から一旦上がり、母がマッサージを受けている間、休み処で休憩。そこへ、ほてった顔をさせた湯上りの夫登場。しばし、まどろむ。マッサージを終えた母も加わり、しばらく談笑。母は目がトロンとしていて、少し気だるそう。温泉に浸かった後マッサージを受けたのでは、そうなるのは避けられない。やたらと「気持ちが良かった」を連発。「このまま眠れたら幸せ…」と本当に眠ってしまいそう。でも私に釣られて、二度入りすることに。実際、休み処で横になったのは夫の方だった。
温泉の後は三人揃って夕食。夫が「寿司屋がいいんじゃない?」と言ったので、お寿司屋へ行くことにした。母もお寿司は大好き。いつか、母と一緒に行ったことのあるお寿司屋だ。
そう広くはない店内だが、運良く空いていたので、待つことなく座れた。温泉に入ったからか、かなり空腹だ。それぞれが好きなネタで握ってもらう。夫はビールで喉を潤していた。遠慮なくお寿司をつまんだせいか、満腹になった。
心もお腹も大満足だった。帰宅してからも体はポカポカ。温泉入浴後の独特の気だるさもあり、雲の上にいるようなフワフワした感じが抜けない。やはり、家のお風呂と違って温泉はいい。近くにいい泉質の温泉施設があることに感謝したい。
翌日、母からお礼の電話がかかってきた。夫は通勤電車から、いつものメールをくれた。その内容は、二人とも「また行きたい」という私を喜ばせる感想だった。
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