USドル
昨秋、夫がべトナムへ行く際、ベトナム通貨のドンが入手困難なので、米ドル札を用意した。なんとなくだが、アメリカへ行く予定ができそうだと思ったので、私も数万円を米ドルへ換金した。一ドル88円と、これ以上高くはならないだろうと予想できるほど、円高ということも手伝った。
私の初海外旅行はハワイ(オアフ島)なのだが、当時、1ドル88円とか93円とか、とくかく100円は切っていたように思う。二度目となる西海岸へのアメリカ旅行は1ドル131円ほど。ハワイから2年半後の旅行だったが、40円前後も円安が進んだことになる。さすがに、131円となると、気軽に何でもかんでも購入するというわけにはいかなかったのを覚えている。
そんな米ドル。基軸通貨でもあるわけだが、紙幣が衣替えをしたようだ。昨秋換金した際に気づいたのだが、カラフルな札に変わっていた。
今までの紙幣は、印刷のデザインが異なるだけで、色やサイズは同じだった。ちょうど写真の1ドル札のデザインが、どの額面の紙幣にも採用されていた。2006年にハワイ島へ行った時は、カラフルな新札ではなかったので、その後の変更なのだろう。色を覚えておけば、間違いも減るので、便利になったのではないだろうか。そう言えば、ユーロは元々カラフルな紙幣だが、確かに使い勝手は良い。使い始めのころは、おもちゃの紙幣のように感じたものだった。
世界で一番流通しているとされる通貨なだけに、偽造も多いと思われる。あの手、この手を駆使して、偽造防止を行っているのだろう。日本もそうだが、短期間でデザインを変更するのが一番いい偽造防止策だと聞いたことがある。
ここで、海外における日本札盗難防止の話を一つ。海外で地元の警察官に、「偽札が横行しているので、所持している日本札を見せてほしい」と言われても絶対見せないこと。なぜなら、日本のお札の印刷技術は世界一を誇るので、外国の警察官ごときに、所持している日本の紙幣が、本物であるか贋物であるかの判断はできないというのが理由。確かに。毎日見慣れている私たちでさえ、贋物を見せられて、すぐにそれを見破られる自信があるかと聞かれれば、首を傾げてしまう。見たことがないから、なおさらだ
最近のコメント