旅行・地域

2010年7月13日 (火)

ご当地銘菓

高校時代、学園敷地内にある大学生の寮で、年に一回行われる寮祭が楽しみだった。

学生寮には、北海道から沖縄までの出身者が入寮しており、秋に行われる寮祭では、自分の出身県の銘菓などを販売する。毎年、寮祭はクラスメートと連れ立って、遊びに行っていた。

私のお気に入り銘菓は、福島県のママドール、新潟県の笹団子、宮城県の萩の月、広島県のモミジ饅頭、沖縄県のちんすこう。そして、一番好きなのは、 岩手県のかもめの玉子。これは白あんを薄いカステラの生地で包み、ホワイトチョコで全体をコーティングしたお菓子である。サイズ、形ともに、鶏卵そっくり。弟も大好物。

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東京にはアンテナショップがあちこちにあるし、近所のスーパーでも、地方の有名銘菓なら簡単に入手できるようになった。便利に思う一方、「ここでしか買えない(食べられない)から」という訪れた旅先で購入する楽しみは減少した。どちらがいいのか…。

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2010年7月 7日 (水)

七夕に寄せて

今日は七夕。子どものころは、7月7日に雨が降ると、織姫と彦星が会えずにかわいそうと、本気で気の毒に思っていた。梅雨真っ只中のこの日、あまり晴れることがなかったように思うから、ほぼ毎年小さな胸を痛めていただろうと回想する。

都会では、本当に些少しか星が見えない。この星の数が当たり前だと思って育った。沖縄の竹富島で見上げた満天の星空に度肝を抜かされ、サイパンで突然車から降ろされ指差された方角に南十字星を発見し言葉を失い、ハワイ島のマウナケアの頂上で世界で一番天体観測に適するという星空に目が釘付けになり、オーストラリアのケアンズで本が読めそうなくらい明るく輝くあまたの星々に口が半開きになった。

地球のどの位置に立つのか、新月なのか満月なのか、どの季節か、何時か、天候は。様々な条件で、見える星座や天の川の位置が異なる。なんて神秘的なことだろうか。地球も、そんな神秘的な宇宙を構成する唯一無二の星なのだと思ったら、大切にしないわけにはいかない。

星の位置で暦を作った古人の知識の高さに脱帽である。

今宵は晴れるだろうか。私は東京で研修。帰り道、夜空を見上げてみよう。

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2010年7月 2日 (金)

ハワイの思い出

ハワイの写真集で気分を良くし、様々な思い出が浮かんできたので綴っておこうと思う。

海外旅行は好きで、あっちこっち行く機会に恵まれた。中でもリピートしている唯一の渡航先がハワイ・オアフ島である。そして、初めての海外旅行もハワイ・オアフ島であった。

友人3人と真夏のオアフ島で泳いだのは、もう15年も前のこと。これが初ハワイ。後にも先にも、この時のワイキキビーチでの遊泳が唯一となっている。家族の誰も海外旅行の経験者がいなく、母が心配してくれたことをよく覚えている。ひったくりに遭わないように、持ち歩くバッグに工夫を凝らしたり、過剰に思える保険にも加入した。日本時間を気にしながら国際電話もかけた。初めての国際電話にドキドキした。

初めての海外旅行で、もちろん初めてづくし。いろいろ学んだ。

この時の旅行で、ある有名ショッピングセンターのバス亭でバスを待っている時、ひったくりを見かけた。日本人カップルの女性の方が狙われてしまったのだ。男性が追いかけたが、すぐに諦めた。銃でも所持しているかもしれないから、深追いしないで正解だったのかもしれない。ブランドものを袋を持っていると、狙われやすいと知った。

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二度目のハワイ・オアフ島は、両親とともに。父の定年のお祝いに二人にハワイ旅行をプレゼントしたのだが、海外旅行をしたことがない者だけで行くのは心細いから着いて来てくれと言われ、同行したのだ。

オアフ島は日本語も通じるところが多く、英語が苦手な私でもあまり困ることはない。市バスに乗って、両親をパールハーバーとえひめ丸の慰霊碑があるカカアコ海浜公園(父の希望)へ連れて行ったり、ポリネシアカルチャーセンター、ノースショアなども巡った。

一番思い出に残っているハプニングは、初めてヒッチハイクをしたこと。カカアコ海浜公園からの帰り、父がカメハメハ大王像が見たいと言い出し、近いことから無料のオリオリバスに乗って向かったのだが、それほど近くまでは行けず、長距離歩くのが困難な父のためにヒッチハイクするはめになったのだ。日本人らしき男性に声をかけたのだが、日本語が通じず、少々時間はかかったが、カメハメハ大王像のところまで乗せてくれることに。ハワイの人の優しさに触れ、三人で感激したものだ。

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三度目のオアフ島は、大学を退職した直後、自分への褒美として10日間滞在した。水族館へ行ったり、ダイヤモンドヘッドに登ったり、アラモアナショッピングセンターでショッピングしたり、客船でサンセットクルーズを楽しんだり、フラダンスショーを観たり、ハワイアンジュエリーを探し歩いたり…。一人は気ままでいい。好きな時に好きなところへ行けるし、予定をドタキャンしても、誰にも気を遣わなくていい。

一人旅ということもあってか、旅行中の日本人、現地人問わず、ナンパされた。日本人男性は、既婚者であったが、会社の同僚同士の旅行ということではめを外したかったのだろう。もう一人の日本人男性は、奥様同伴にもかかわらず、いろいろ話しかけて来て、奥様に睨まれていた。現地の人も、日本語ができるので無視できず困った。人が良さそうに見えるのだろうか。

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四回目のハワイはオアフ島ではなく、ハワイ島のみ。ビッグアイランドと呼ばれているだけあって、周遊できないくらい大きい島だった。

新婚旅行だったので、ツアーには参加せず、どこへ行くにも二人で計画し、出かけた。夫の運転する車で、キラウェア火山やボルケーノの街を回り、プルナウ黒砂海岸でウミガメに出会った。富士山より高いマウナ・ケアの山頂からサンセットと世界で一番の星空観測をし、流れ星二つに永遠の愛を誓った。何にでも一生懸命だった夫の姿が目に焼きついている。新しい人生の指標となった旅行だった。

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人生の転機に訪れたいと思う場所があることは、力になる。こういう場所があることを、心底幸せに思う。

大切な節目に訪れた思い出の地、ハワイ。大地と宇宙エネルギーを全身で感じられるハワイは、今注目のパワースポットである。大自然に身を委ねる心地良さは、病み付きになってしまう。きっと、今後も足を運ぶことだろう。

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2010年6月 5日 (土)

なんじゃもんじゃ

東京スカイツリー、巣鴨と東京見物して歩いたこの日の最後は、月島で夕食。ここからもスカイツリーが見えるのかと思っていたが、見えないとのことだった。完成したら、先端くらいは見えるだろうか。

月島と言えば、もんじゃ焼き。東京下町の味の代表。月島は、もんじゃ焼き目当てに何度か足を運んだことがある。数十軒も連なるもんじゃ焼きのお店の中で選んだのは、駅からも程近い店。理由は歩き疲れたから。

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ここでは店員さんは、もんじゃ焼きを焼いてくれた。シーフードがたっぷり入ったもんじゃ焼き。出来立てアツアツをおいしくいただいた。

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帰るのが惜しいくらい、充実した一日だった。東京一泊旅行にしようか迷ったのだが、日帰りでも行きたい場所は十分回れたので、日帰りで正解だった。考えてみれば、通勤している人もいるかもしれない距離だし。心もお腹も大満足

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2010年5月31日 (月)

とげ抜き地蔵を訪ねて巣鴨へ

おばあちゃんの原宿と言えば、言わずと知れた巣鴨。山手線の駅であるにもかかわらず、訪れたことがなかった。理由を考えてみた。それは、私がおばあちゃんではないからだった。単純。

巣鴨商店街は想像していたように、歩行者天国になっている道路の両側に衣料品店(ブティックではない)、医薬品店、甘味処、1000円均一ショップ、漬物店、お茶屋など、年配の女性が好みそうな店が軒を連ねていた。一大ブームとなった赤い下着(ランジェリーではない)も、大々的に店頭に並べてある店も。「恥ずかしい」という言葉はどこかへ行ってしまったかのよう。

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商店街の中央に、とげ抜き地蔵尊で有名なお寺がある。敷地内の真っ黒いお地蔵様の前には、女性ばかりの列が伸びていた。手には白いタオル。タオルを購入して、お地蔵様の前に湧く水に浸し、お地蔵様の体を洗う(拭く)らしい。タオルの件も知らず並んで、恥ずかしかった。それにしても、あんなに真っ黒いお地蔵様を見たのは初めて。海外では、珍しい黒いマリア様を拝みに遠方からやって来る人がいるが、それに近いものがあると思った。

商店街のあちこちから威勢の良い声がかかる。行列をなしている店も。塩大福の元祖である甘味処へ、フラフラと入った。店内は懐かしい風情をかもし出していて、落ち着く。芋ようかんと味噌餡の草もちをいただいた。日本茶がやけにおいしかった。

八丁味噌味のソフトクリームに引き寄せられ入ったお茶屋で、珍しいチョコレートを発見。岡山から届いたという徹五郎ショコラ。レパートリーが24種類もあるとかで、珍しさも手伝って2つ購入した。ホワイトチョコレートに紫芋を練りこみ、そこへ紫芋チップを加えたものと、ホワイトチョコレートにチーズとポテトチップを加えたもの。塩味のするチョコレートも意外とおいしい。紫芋のチョコレートはお芋が前面的に出た味ではなく、品がよくまとめられていた。紫チップスがアクセントになっている。チーズとポテトチップスはまだ開封していないので、楽しみとなっている。

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2010年5月25日 (火)

東京スカイツリー見物

テレビのニュースで「東京タワーの高さを超えた!」と伝えられている東京スカイツリーを見たくて仕方がなかったので、先週末行って来た。完成した姿は、これからいくらでも見られるが、建設中の様子は今じゃなければ見られないから。自宅最寄駅からは乗り換えなしで行かれることがわかった。今後、何度も足を運ぶことになると思うので、便利である。

地下鉄の地上への出口を出て、ひょいと右を向いたら、ド~ン!と白い塔がそびえていた。「わっ、近っ!」思わず、立ちすくんでしまった。これが、東京スカイツリーとの初対面時の様子。

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土曜日ということもあり、かなりの見物客で賑わっていた。近辺には、見学場所なるスペースができていて、自動販売機などが設置されている。車の交通の邪魔にならないようにとの配慮からだろう。

工事現場に大きな文字で、379mと読めた。22日現在で、379mまで完成。5分の3以上はできているのだ。周辺に高層ビルがないので、それほど高いという印象は抱かなかったが、巨大さは実感した。色は白なので、青空に映えるだろう。

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建設現場近くにある東京スカイツリーインフォメーションセンターに立ち寄り、いろいろ情報を得ることができた。

スカイツリーの足は三本で、断面は三角形。中央にエレベーターが設置されている。上部に行くにつれ、断面は円になるという。つぎめなしの連続的なデザインが特長で、日本刀や神社仏閣の柱に見られる構造を基に設計されているということだった。

夜間は毎晩ライトアップされ、“粋”と“雅”をコンセプトにしたカラーで、交互に彩られるそう。環境のことを考え、LEDを多用するとか。また、地域に配慮し、眩しすぎないよう工夫されるとのことだった。東京タワーと異なって、民家が近いので、街並みにも自然になじむような発光が求められるだろう。

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2010年4月23日 (金)

世界の旅フォトコンテスト

この冬から、雑誌『公募ガイド』に掲載されている川柳やエッセイ、詩などを作っては応募しているのは、ブログでも記事にした。私でも簡単に作れることが、数ある公募の中から応募する作品を選び出すポイントとなっている。5月号も買って来たので、今も暇があれば、パラパラめくっている。

3月に応募した、OCNブリエ募集の「世界の旅フォトコンテスト」の結果発表が21日に行われた。応募した作品は、昨年訪れたオーストラリアで撮影した写真数点。最優秀作品はハワイ旅行と豪華。優秀作品は旅行券一万円分。賞金より、入賞という事実が、頑張ったご褒美。

結果発表に気づいたのは、今朝になってから。早速ドキドキしながら、OCNブリエのホームページから結果を見てみた。

あちゃ!入選ならず。

入選を果たしている写真の数々は、さすがに「はぁ~、すご~い」と感嘆のつぶやきが漏れるほどに素晴らしい作品ばかり。私の作品が入選するはずもないと、納得した。

と、画面をスクロールしていくと、下方に小さいサイズで写真がいくつも並んでいるコーナーに行き着いた。そこに、見覚えのある写真が!はっ、応募したケアンズで乗った気球の写真が載っているではないか!キャ~!嬉しい。

入賞はしなかったが、ちょっと嬉しい出来事なので、ブログで自慢してしまった(^^)ヾ 許して~。

※よろしければ、リンクを貼りましたので、OCNブリエのホームページをご覧ください。素晴らしい海外の写真がたくさん掲載されています。行きたくなってしまうものばかりで、癒やされます。

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2010年4月 5日 (月)

二ヶ領用水での花見

ここ3・4日、忙しくしていた。予定が入る時というのは、重なって入るものだ。暇な時はずっと暇なのに…。

外出が多かったので、満開の桜をあちこちで愛でる機会に恵まれた。どこへ行く時も、車窓にはふわふわの桜が流れ、見慣れた景色の春色バージョンに心が躍った。

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写真は、多摩川沿いの二ヶ領用水の桜並木。用水の両脇数kmに渡り、桜樹が植えられている。夜にはライトアップされるようで、提灯の下には場所取りのシートの準備もちらほら見えた。

視覚、嗅覚、味覚、触覚と、五感を使って楽しめる桜。やはり、咲いている時期が短いゆえ、心惹かれる花の代表と言えるだろう。

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2010年3月24日 (水)

USドル

昨秋、夫がべトナムへ行く際、ベトナム通貨のドンが入手困難なので、米ドル札を用意した。なんとなくだが、アメリカへ行く予定ができそうだと思ったので、私も数万円を米ドルへ換金した。一ドル88円と、これ以上高くはならないだろうと予想できるほど、円高ということも手伝った。

私の初海外旅行はハワイ(オアフ島)なのだが、当時、1ドル88円とか93円とか、とくかく100円は切っていたように思う。二度目となる西海岸へのアメリカ旅行は1ドル131円ほど。ハワイから2年半後の旅行だったが、40円前後も円安が進んだことになる。さすがに、131円となると、気軽に何でもかんでも購入するというわけにはいかなかったのを覚えている。

そんな米ドル。基軸通貨でもあるわけだが、紙幣が衣替えをしたようだ。昨秋換金した際に気づいたのだが、カラフルな札に変わっていた。 

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今までの紙幣は、印刷のデザインが異なるだけで、色やサイズは同じだった。ちょうど写真の1ドル札のデザインが、どの額面の紙幣にも採用されていた。2006年にハワイ島へ行った時は、カラフルな新札ではなかったので、その後の変更なのだろう。色を覚えておけば、間違いも減るので、便利になったのではないだろうか。そう言えば、ユーロは元々カラフルな紙幣だが、確かに使い勝手は良い。使い始めのころは、おもちゃの紙幣のように感じたものだった。

世界で一番流通しているとされる通貨なだけに、偽造も多いと思われる。あの手、この手を駆使して、偽造防止を行っているのだろう。日本もそうだが、短期間でデザインを変更するのが一番いい偽造防止策だと聞いたことがある。

ここで、海外における日本札盗難防止の話を一つ。海外で地元の警察官に、「偽札が横行しているので、所持している日本札を見せてほしい」と言われても絶対見せないこと。なぜなら、日本のお札の印刷技術は世界一を誇るので、外国の警察官ごときに、所持している日本の紙幣が、本物であるか贋物であるかの判断はできないというのが理由。確かに。毎日見慣れている私たちでさえ、贋物を見せられて、すぐにそれを見破られる自信があるかと聞かれれば、首を傾げてしまう。見たことがないから、なおさらだ

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2010年2月22日 (月)

ご当地フォルムカード

マロンさんのブログで紹介されていたご当地フォルムカード。興味を持ち、すぐに購入したのだが、ここで紹介するのが遅れた。神奈川県(横浜)を代表するみなとみらい21地区の風景デザインがオシャレだと思う。

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一番人気は、シーサーデザインの沖縄県。私もぜひ欲しい。先日、「ハリセンボンから、つるつるのフグちゃんになった」と発言したばかりなので、フグのデザインがキュートな山口県も欲しい。静岡県と山梨県は二種類。夫の出身県である三重県は伊勢海老。めでたい!

 【ご当地フォルムカード】 http://www.postacollect.com/gotochi/index.html 

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