クリスマス☆デート
オシャレして鏡の前に立つ。結婚しても忘れてはならない女心。一日、最高の笑顔でいられますように…。一日早いクリスマスデート。
今年のクリスマスプレゼントはデジタルカメラ。私のブログ用に、と夫が提案してくれた。夫には希望のCD。
事前調査済みのデジタルカメラを無事購入。希望色の売り切れが心配だったが、サンタさんはいるもので、良い子にはプレゼントが必ず届くようになっているのだ。
クリスマスランチは、みなとみらいにある【ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル】の海の見えるレストラン「オーシャンテラス」でいただくことになっている。今年は23日の昼とあって、 予約は簡単にできた。昨年はひと月くらい前に、24日の昼か夜の予約を入れようと、みなとみらいや関内周辺のホテルやレストランを当たったのだが、
どこも予約でいっぱいで横浜を諦めた経験がある。だから、今年は早目に予約をしていた。
みなとみらいへは、みなとみらい線の開通で行きやすくなった。就業人口も増えているようだが、観光客も大幅に増えていて、いつも混雑している。
憧れのホテルでクリスマスランチ
オーシャンテラスは、入口の正面からも横浜港を臨むことができるため、どの座席からも眺めが良い。お料理が並んだテーブル、海に面した大きな窓ガラス、高級感のある壁には、甘すぎない大人のテイストのクリスマスの飾りが施され、ムードを盛り上げてくれている。
お料理はイタリアンが中心となっており、夫と前菜から取って回った。チーズが食べられない夫は、それぞれのお料理に、チーズが入っているか否か探りで一瞥した後、お皿によそっていた。全体的なお料理に似つかわしくないカレーもあり、夫はおかわりまでしてカレーを食べていた。パンにケーキと炭水化物ばかり選んでいた夫。これほどイタリアンが多いとわかっていたら、このホテルでの食事は決めていなかっただろう。来年は、夫が食べられるメニューの揃ったレストランにしようと思う。
メインとなるお料理は少なかったものの、前菜やスイーツは豊富だった。女性客をターゲットにしていることが窺えた。コーラ味のアイスクリームが珍しく、全フレーバーの中でダントツで人気があることが、量の減り具合からも見て取れた。味はコーラフロートそのもの。
窓際の中央の落ち着ける席だったため、ゆっくりできた。正面には横浜港がよく見え、大型の客船が入港して来る様子を見れ、旅情をかきたてられた。名前はわからないが、有名豪華客船の入港もたびたびある横浜港だから、クリスマスシーズンであるこの時季の入港とあれば、名の知れた客船であることは間違いないだろう。
アイスクリームやフルーツを前に、コーヒーで寛ぐ。山下公園や桟橋には、時間とともに人の数が増えていっているようだ。夕方から夜にかけて行われる、みなとみらい地区のイベントへの参加が目的かもしれない。
ホテルのロビーでは結婚式が終わったところだったようで、新郎新婦の姿があった。スタッフの案内で、ポーズをとり、写真撮影の真っ只中。ロマンチックなクリスマスウエディングは、本人たちはもちろん、ゲストにも忘れられない日となるのだろう。
レストランやホテルの玄関の前で写真を撮ってもらい、憧れのホテルを後にした。お腹も心も大満足。
思い出深い場所で
思い出がたくさん詰まっているみなとみらいの風景を楽しみながら、食後のお散歩。右を見ても、左を見ても、絵になる風景が広がっている。昼と夜とでは全く異なる表情のみなとみらいだが、夕景が一番好きだ。
クリスマスには、夫婦でカードを贈り合っている。二人の間で決めたわけではないが、 プレゼントを渡す時に、自然と添えていた。静かな場所にあるベンチを見つけて、腰を下ろした。おもむろにカードを取り出し、お互いに宛てたカードを朗読した。夫の私を労わる優しい言葉が心にしみこんでくる。入院してみて、健康の有難さを知り、夫のためにも健康を損ねてはならないと、心の中で誓った。
それにしても、いつにもまして、人の波があちこちから押し寄せて来る。手をつないでいないと、夫とはぐれてしまいそう。日が西に傾きかけ、クリスマスをみなとみらい周辺で過ごそうという家族連れや恋人たちの姿が目立つようになった。
出会った翌年に結婚した私たち。恋人同士として、クリスマスを過ごしたのは一回きりだった。それが、ここ、みなとみらい。二人だけの秘話も隠されている。夫が、考え抜いて設定してくれた三年前のクリスマス☆イブ。決して解けることのない魔法。私はずっとシンデレラ?
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