人生の幸せ“はひふへほ”
綾小路きみまろ氏の著作物を読んだ。タイトルに興味を持ち、手にとった。笑いあり、涙ありだった。
彼は、60~70代くらいの世代をターゲットにして、漫談をしているようだ。彼の漫談には、「40年前は○○だったのに、今では○○だ」なんて表現が多く出てくる。確かに40年も一緒に暮らしていると、新婚当時とは劇的に変化するのが人間だろう。
どれも大きく頷ける話であったが、その中で、忘れないでおきたいと思った言葉がある。それがタイトルにつけた、人生の幸せ はひふへほだ。綾小路きみまろ氏曰く、「人生欲張りすぎてはいけない」。
【人生の幸せ】
は…半分でいい
ひ…人並みでいい
ふ…普通でいい
へ…平凡でいい
ほ…ほどほどでいい
…『こんな夫婦に誰がした?』
綾小路きみまろ著参照
なるほどと、何回も頷いてしまった。貧乏だから不幸。みんなに愛されていないから不幸。仕事を失ってしまったから不幸。不満を挙げればきりがないが、満ち足りていることは存外忘れがち。最近、幸せ度が低いかなと感じたら、不幸せと感じる内容を数えず、幸せだと感じる内容を数えてみる。意外と出てくるものだ。
何でもないような平凡な生活が、意外と一番幸せなのかもしれない。それに気づいた者が、幸せ者なのだ。きっと。
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