自宅難民
今日は、自宅難民という言葉を頻繁に耳にした。時代を反映して、いろいろ言葉は増えていくものだが、これも現状をうまく表現した言葉だと思う。
自宅難民とは、自宅で自分の居場所がない、自宅で心を休めることができない人のことを差す言葉。もっぱら、父親の立場にある働き盛りの男性が多いよう。
自宅にいても自室がないため、趣味ができない。テレビの主導権がない。妻や子どもがうるさい。帰宅しても夕食がない。一人で過ごす時間がない。お風呂は最後。主な会話がメールか手紙。
気の毒に思えてくる。外で働いてきた身には、自宅は体を休める場所、思いっきり心を解放する場所であることは望ましい。上記のような状態にある人が半数以上もいる現実。驚きとともに、我が家を見つめるいい機会だ。
夫も趣味を我慢する傾向にある。登山とバイクに乗ることが趣味だが、今はそのどちらもできていない。バイクはいずれ購入する予定で貯金はいるが、マンション駐輪場は自転車置き場としては認められているが、バイク置き場としては認められておらず、置くのは構わないが責任は負えないという姿勢。防犯カメラが設置されているが、有事の際にしか役に立たないだろうから、安心して置くことはできない。登山は居住地を考えると、土日だけで楽しむのは難しい。
せめて、心の安らぎや主としての自信は得てほしいと願う。
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