寝る前のひと時
夜、読書して眠気を誘い、就寝することがある。ちょっと寝付けない日などは、夫とクイズを出し合ったりすることもある。結果的には余計寝付けなくなるのだが、これが結構面白い。
先日は、高校の国語の授業で使っていた文学史のテキストから、問題の出し合いをした。問題と言っても、「『蟹工船』の作者は?」といった簡単なもの。作品名でわからないと、ヒントを小出しにしていく。「本名は○○。○○大学出身。病気のため○歳で死去。他に『○○』と言った作品がある」など。
私は得意分野になるのだが、夫は「よく知っているな~」「さすがだな~」と何度も感心していた。彼は私が簡単に答えられないような問題を考えたり、難しい内容のヒントから出したり工夫をしていた。私は私で、私の全く知らない作家を知っている夫に感心していた。
ちょっとショックだったのは、思い出せない作家名(特に外国人作家)があったこと。喉元まで出ているんだけれど…というあれだ。ちょっと悔しい思いをした。一日の疲れが押し寄せる夜半だからというわけではなく、脳の衰えのせいであることは間違いないだろう。
たまに、こうやって脳を鍛えてあげないと、記憶のデータベースにしまってある情報が、常時うまく取り出せないなんてことにもなりかねない。いやはや、老化は怖いわ~。
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