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2010年6月23日 (水)

沖縄戦没者慰霊式典

今日、沖縄県糸満市で、沖縄戦没者追悼式典が開催された。首相も沖縄入りして、弔辞を述べているところを、テレビ中継で見た。

沖縄では、組織的な戦闘戦が終わった6月23日を慰霊の日としており、官庁や学校などは休日として、県民全員で、戦没者に祈りを捧げる日となっている。沖縄独自の休日である。戦没者への弔慰の念・祖先を敬う姿勢は、他都道府県より強いものがあると感じる。

普天間基地の移設問題で、今年は、沖縄が大注目された。軍機の騒音問題だけではなく、米軍関係者による事故や事件などの危機に、いつも脅かされているのが現状である沖縄。平穏な生活は、誰もが保証されていなければならないにもかかわらず、沖縄ではそれが守られていない。国内に、こういった県があることを、国民全員が知っておくべきだと思う。

「未だ収集されない遺骨が多くあり、不発弾も多く残っている。そして文化遺産等、多くのものを失った。…中略…沖縄は、国際社会へ恒久平和の発信拠点になっている」沖縄県知事の誓いが、涙を誘う。

過重な基地負担が軽減されるよう、悲惨な戦争が繰り返されないことを、私も願って止まない。

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2010年5月25日 (火)

東京スカイツリー見物

テレビのニュースで「東京タワーの高さを超えた!」と伝えられている東京スカイツリーを見たくて仕方がなかったので、先週末行って来た。完成した姿は、これからいくらでも見られるが、建設中の様子は今じゃなければ見られないから。自宅最寄駅からは乗り換えなしで行かれることがわかった。今後、何度も足を運ぶことになると思うので、便利である。

地下鉄の地上への出口を出て、ひょいと右を向いたら、ド~ン!と白い塔がそびえていた。「わっ、近っ!」思わず、立ちすくんでしまった。これが、東京スカイツリーとの初対面時の様子。

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土曜日ということもあり、かなりの見物客で賑わっていた。近辺には、見学場所なるスペースができていて、自動販売機などが設置されている。車の交通の邪魔にならないようにとの配慮からだろう。

工事現場に大きな文字で、379mと読めた。22日現在で、379mまで完成。5分の3以上はできているのだ。周辺に高層ビルがないので、それほど高いという印象は抱かなかったが、巨大さは実感した。色は白なので、青空に映えるだろう。

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建設現場近くにある東京スカイツリーインフォメーションセンターに立ち寄り、いろいろ情報を得ることができた。

スカイツリーの足は三本で、断面は三角形。中央にエレベーターが設置されている。上部に行くにつれ、断面は円になるという。つぎめなしの連続的なデザインが特長で、日本刀や神社仏閣の柱に見られる構造を基に設計されているということだった。

夜間は毎晩ライトアップされ、“粋”と“雅”をコンセプトにしたカラーで、交互に彩られるそう。環境のことを考え、LEDを多用するとか。また、地域に配慮し、眩しすぎないよう工夫されるとのことだった。東京タワーと異なって、民家が近いので、街並みにも自然になじむような発光が求められるだろう。

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2010年5月19日 (水)

自宅難民

今日は、自宅難民という言葉を頻繁に耳にした。時代を反映して、いろいろ言葉は増えていくものだが、これも現状をうまく表現した言葉だと思う。

自宅難民とは、自宅で自分の居場所がない、自宅で心を休めることができない人のことを差す言葉。もっぱら、父親の立場にある働き盛りの男性が多いよう。

自宅にいても自室がないため、趣味ができない。テレビの主導権がない。妻や子どもがうるさい。帰宅しても夕食がない。一人で過ごす時間がない。お風呂は最後。主な会話がメールか手紙。

気の毒に思えてくる。外で働いてきた身には、自宅は体を休める場所、思いっきり心を解放する場所であることは望ましい。上記のような状態にある人が半数以上もいる現実。驚きとともに、我が家を見つめるいい機会だ。

夫も趣味を我慢する傾向にある。登山とバイクに乗ることが趣味だが、今はそのどちらもできていない。バイクはいずれ購入する予定で貯金はいるが、マンション駐輪場は自転車置き場としては認められているが、バイク置き場としては認められておらず、置くのは構わないが責任は負えないという姿勢。防犯カメラが設置されているが、有事の際にしか役に立たないだろうから、安心して置くことはできない。登山は居住地を考えると、土日だけで楽しむのは難しい。

せめて、心の安らぎや主としての自信は得てほしいと願う。

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2010年2月28日 (日)

津波警報

ハイチで大地震が発生したのは、まだ記憶に新しい。昨日、チリでもM8.8という大地震が起き、日本でも長時間に渡り、津波警報や注意報が発令されている。しかも、三陸では、大津波警報が発令されたというから不安が募る。津波警報の上に大津波警報があること、今回の地震で初めて知った。

我が家も湾になっているとは言え、海岸付近に該当するため、テレビの情報に食い入ってしまった。予想では2mの津波ということであったが、幸いにも予想到達時刻に、潮位の変化は感じられなかった。どちらかというと、朝より風がおさまり、波も安定しているように見える。遠くには、出航して行く大型船がチラホラ見えるものの、普段より船舶数は比較にならないほど少ない。

車窓から海がチラリと見える近くを走るJRも一部の区間運転を見合わせているし、市内では避難勧告が出された地域もあるようで、非常事態であることが窺える。ここに引っ越して来た時、津波の心配をしたのだが、こうも早く津波警報が発令されるとは思わなかった。大きな被害が出ないことを祈りたい。

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2010年2月13日 (土)

バンクーバーオリンピック開幕

2010年、カナダのバンクーバーで開催される冬季オリンピックが開幕した。史上初の室内で行われた開会式の中継をテレビで観た。いよいよ寒冷地で、熱い戦いの火蓋が切って落とされた。

日章旗を意識したのか赤と白を基調としたスタイルがさわやかだった日本選手団。全員が、カナダと日の丸の旗を両手に持っていて、友好的な印象を受けた。緊張している表情の選手もいれば、満面の笑顔の選手も見えた。逞しい姿に、期待してしまう。

選手はもちろん、観客は最高級の興奮の中で、開会式に参加したことだろう。一度でいいから、観客席に座って、オリンピックの開会式ないし閉会式を観てみたいと思う。どうやってチケットを購入するのかも知らないが、かなりの倍率なんだろう。世界最大のスポーツの祭典の始まりにふさわしい、素晴らしいショーに感動した。

日本選手の活躍に期待しつつ、すべての参加選手が持っている力を十二分に発揮し、それぞれが思い出に残る大会になることを祈りたい。

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2009年11月 2日 (月)

夏日と降雪

今朝の天気予報には驚いた。天気そのものではなく、昨日との気温差だ。なんと、その差10度。

昨日は東北から近畿にかけて夏日となったという。11月の夏日は11年ぶりだとか。我が街も、南からの強風が吹きつけ、暖かさを感じた日だった。

Photo_2打って変わって、今朝は、この秋一番の寒さになった。夫は、今秋、初めてジャケットを着て出勤して行った。私は、太陽の光が差し込む南側の部屋で過ごしている。

昨日、札幌で初雪という情報を伝えるニュース映像を見て、日本は南北に長いことを、改めて思い知らされている。

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2009年4月14日 (火)

オリンピック開催を目指す東京

2016年夏のオリンピック開催を目指しているのは、マドリード、シカゴ、リオデジャネイロ、そして、東京。日本やスペインの首都に並び、有名巨大都市が最終候補地に残った。

そんな東京に、IOC(国際オリンピック委員会)のメンバーが今日から視察にやって来るという。東京滞在は一週間。この滞在中に、どれだけ環境立国であることがアピールできるかが争点になりそうだ。

次回(2012年)の夏季オリンピック開催がロンドンということで、二大会続けてのヨーロッパ開催はないのではないかと言われているので、マドリードがやや不利と予想する関係者が多い。シカゴは経済不況の震源地であるだけに、経済面を心配する声が上がっているようだ。リオデジャネイロは2014年にFIFAワールドカップが開催されることから、財政難が問題視されているという。東京は東京で、都民の支持率が今一つ足りないのが問題らしい。

私個人の意見としては、東京での開催はやや反対。断固反対というほどの意見があるわけではないのだが、治安の悪化や混雑、景気回復は一時的だろうと思われること、道路や橋などの無駄なものが作られるであろうこと、オリンピック期間中だけの莫大な費用投入等が懸念事項。混雑は一時的なことかもしれないが、不法入国者や麻薬等の流入は、オリンピック終了後の治安に影響を及ぼすので避けられるものなら避けたい。国内でオリンピックが開催されれば、有名選手を間近で応援できる可能性も高くなるメリットもある。意見はみな様々だと思うが、いかがなものか。

福岡との国内選考の上、国内代表に選ばれた東京。最終決定は今年10月。東京の、そして、そこに暮らす私たちの運命はいかに。

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2009年4月11日 (土)

かくしぇるたー

北朝鮮の人工衛星打ち上げのニュース。実は人工衛星ではなく、ミサイルだったと日本政府は正式に発表。今後も引き続き、独自の制裁処置を取っていくという。

それに関して興味深いニュースを見た。各国の核シェルター保有率だ。なんとスイスとイスラエルは100%の保有率なんだとか。どこにどういうふうに所有しているのか。自宅が核シェルターになっているのか。100%の数字にまず驚いたが、日本の保有率が0.02%だということにも驚いた。所有している人がいるんだ!

番組では、唯一の被爆国である日本の保有率がこんなに低いのに、他国が高保有率なのが皮肉だというようなことを言っていた。日本の危機意識の低さを嘲笑っていた。そうなのだ。日本は世界で唯一、原子爆弾の被害を被った国なのだ。どこよりも強いメッセージを発信し続けていかなくてはならない国なのだ。

「あなたは、核シェルターを持っていますか?」
「はい。今回、北朝鮮のことがあったので購入しました」

そんなやり取りがテレビ画面に映し出されていた。しかも、核シェエルター、一つ約250万円~4000万円くらいのものが揃っているという。販売されているなんて!おそらく、自宅を核に耐えられるように補強したり、地下に設置したりするのだと思うのだが…。もう驚きの連続だ。

そう言えば、夫の実家のリビングを強い地震にも耐えられるようなシェルター構造にしたと義父が言っていたっけ。国からも若干補助金があったという。家庭用地震シェルターも核シェルターの仲間?夫の実家も0.02%の中に入るのだろうか?

もし日本に核兵器が投下されて、自分たちだけがシェルター内で無事だったとしても、周りがめちゃくちゃに破壊されている世の中で、生きていく自信が持てるかどうか。壊滅的に変わり果てた姿になった日本を目の当たりにして、健全な生活を送れる自信は全くない。弱者的考えだろうか。他国のように国レベルで対策しているのなら別だが、自分だけが核シェルターを購入してまで生き残ることは、この先も考えないと断言できる。

 

皆さんは、核シェルター、欲しいですか?

 

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2009年3月24日 (火)

WBC二連覇に酔いしれて

手に汗を握るとはこういうことを言うのだろう。興奮のあまり、座っていることもできず、テレビの前に立ちはだかる。左右の手の指はお互い絡め合い、自ずと力がこもる。

今日、アメリカのドジャーズスタジアムでは、WBCの決勝戦が行われた。日本でも、初戦から生中継で試合の様子が放送されている。連日、日本の試合中継は高視聴率がはじき出されているようだから、優勝チームが決定する今日の試合も高い数字をたたき出したに違いない。

第二ラウンドの初戦キューバ戦はうっかり試合があることを知らずに見過ごしてしまったが、それ以外の日本が出場する試合は全てテレビ観戦した。一喜一憂の今日の試合を含め、こんなに夢中になれるものが、最近あっただろうか。大声を上げ、手を叩き、瞳を潤ませて…。

本来の最終イニングである9回には、掃除機をかけ始めた自分にビックリ。いてもたってもいられない緊張感に支配されると、人間、何をしだすかわかったものではない。パブリックビューイングされた方々も結構いたようだ。見ず知らずの人とも一丸となって同じチームを応援するあの一体感は気持ちが良いだろう。

WBC二連覇は困難を極めた。それゆえに、観戦している私たちも感動し得たのだろう。決勝戦とは言え、こんなドラマが待っているとは思わなかった。涙で顔がぐしゃぐしゃになりながら、しばらく興奮の渦中にいた。高揚した気持ちはなかなか静まらない。熱い熱い一日。

健闘した監督・選手たちの労を心から労いたい。おめでとう。そして、ありがとう!

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2009年3月 7日 (土)

豪華客船クイーンメリー2

南側に面したベランダからは海が望める。ヨットや釣り船、タンカー、客船、貨物船など、様々な船が行き交っているのが見える。船好きの夫も、海好きの私も、自然と視線がベランダの奥へ向いてしまう。

昨朝、世界一周中のクイーンメリー2が、横浜港に寄港した。今年、横浜港は開港150周年を迎える。その記念の意味を込めて、寄港したとか。当日偶然見ていたテレビのニュースで知って、興味が湧いた。

豪華客船クイーンメリー2は、日本に来た船の中で最大の大きさとなる客船だという。あまりに大きすぎて、ベイブリッジをくぐれなかったらしい。高さはビル20階相当、長さは飛行機5機分の大きさ。数字だけ言われても想像は難しいが、とにかく大きいのだろう。

テレビを通して映像も見たけれど、豪華絢爛なたたずまいはまさに圧倒。どんな人たちが、こんな豪華な船で世界一周を楽しんでいるのだろうか。最低価格およそ240万円、最高価格およそ2600万円と旅行代金を紹介していた。クラクラした。

船には酔いやすいので、できることなら利用したくないのだが、これほどの大きさの船なら、外洋に出ても、ちっとやそっとでは揺れないだろう。タイタニックを連想するが、沈没する危険性も低いのだろう。

そんなクイーンメリー2。横浜まで見に出かけようとも一瞬考えたのだが、降雨の寒さから外出する気は寸時に萎えてしまったというのが正直なところ。

しかし!幸運はあるものだ。

家のベランダから、次の目的地である香港を目指して出航していくクイーンメリー2を確認できたのだ。日が暮れた後だったので、優美な船体を日差しの中で確かめることはできなかったものの、あの巨体は見間違えようがない。上下二段の電飾にキラメク客船は、まるで動くステージのようだった。賑やかな生演奏も聴こえてきた。かなり大きな音。時間的に考えるとディナーショーの最中だったのだろうか。数泊だけでも可能なら利用したい気もする。

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