沖縄戦没者慰霊式典
今日、沖縄県糸満市で、沖縄戦没者追悼式典が開催された。首相も沖縄入りして、弔辞を述べているところを、テレビ中継で見た。
沖縄では、組織的な戦闘戦が終わった6月23日を慰霊の日としており、官庁や学校などは休日として、県民全員で、戦没者に祈りを捧げる日となっている。沖縄独自の休日である。戦没者への弔慰の念・祖先を敬う姿勢は、他都道府県より強いものがあると感じる。
普天間基地の移設問題で、今年は、沖縄が大注目された。軍機の騒音問題だけではなく、米軍関係者による事故や事件などの危機に、いつも脅かされているのが現状である沖縄。平穏な生活は、誰もが保証されていなければならないにもかかわらず、沖縄ではそれが守られていない。国内に、こういった県があることを、国民全員が知っておくべきだと思う。
「未だ収集されない遺骨が多くあり、不発弾も多く残っている。そして文化遺産等、多くのものを失った。…中略…沖縄は、国際社会へ恒久平和の発信拠点になっている」沖縄県知事の誓いが、涙を誘う。
過重な基地負担が軽減されるよう、悲惨な戦争が繰り返されないことを、私も願って止まない。
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