初日の出

神々しいオレンジ色の光が雲の上端を染め始め、ポッとはにかんだように空が赤みを帯びていく。ひょっこり現れた太陽に、周りにいた人々から歓声が沸き起こり…。

　

昨年はベランダから拝んだ初日の出。今年は海岸で拝んできた。思いの他、海岸には人がたくさん集まっており、初日の出に対する関心の高さが窺えた。

私の居住地域の日の出は、日本列島の中でも早い方。今日は6時50分だそうだが、山沿いに雲がたなびいていたため、顔をのぞかせてくれたのは5分遅れだった。

一年の中で最も特別な朝日を浴びて、自分の中に、特別なパワーが宿った感じがした。とても幸せを感じ、帰路、自然と笑顔に。何度も「幸せ～」とつぶやいた。

朝日は必ず昇る。明けない夜はない。当たり前すぎて、有難さが薄いが、これ以上の恩恵はないのかもしれない。太陽の暖かさを背に受け、そう感じた。

すべての人へ、今年も幸多き一年になりますように。