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2009年9月10日 (木)

尾崎豊の幻

Photo_3渋谷駅東口からすぐのところに、渋谷クロスタワーがある。白と茶の二色に塗り分けられたビルなのだが、その3階テラスに、尾崎豊氏の碑があることを知ったのは、モニターのアルバイトに行った日だった。碑の周辺には、尾崎氏に対するファンからのメッセージが書き綴られている。

Photo_2  

 

 

 

 

 

 

私は尾崎豊世代だろうか?よくわからない。彼は私より若干年長だ。もちろん、今では、とうに彼の年齢を超えてしまったが、私より先に生を受けたことは間違いない。

中学卒業時、クラスメイトや友人たちが、『♪卒業』を歌っていたような気がする。私は当時、彼の歌を一曲も知らなかったので、どうして中学の卒業間際にみんなが歌っているのか皆目見当がつかなかった。後で、歌詞を見るか曲を聴くかして、なるほどと思ったものだ。確かに中学の卒業は「支配から卒業」だ。

今も尾崎豊氏の曲を収めたCDは一枚も所有していない。それでも、どこからか流れて来る彼の歌声に、覚えてしまった曲がいくつかある。

渋谷のこの碑がある場所は、生前の尾崎氏の姿が頻繁に目撃されていた場所らしい。彼の通っていた高校が近くにあるというから、お気に入りの場所だったに違いない。古いビルは新しいビルに生まれ変わり、おそらく彼が眺めていた当時の渋谷の風景とは異なってしまっただろう。それでも、今も、ここから渋谷の街を見つめているような気がしてならない。

新しい落書きは、日々追加されているようだ。彼の命日には、ファンが花を手向けに訪れるのだろう。大都会渋谷で見つけた小さな聖地。

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コメント

東京にはそんな場所もあるのですね。
今でも沢山の人から支持を受けている尾崎豊ですが、生きていれば名曲をもっと残したんだろうな・・・と思います。
運命とは皮肉なもので、神様に見初められたのか、少し生き急いでいたのか。彼の曲からは世の中への反骨、虚しさ、切なさ、そして僅かな優しさという希望が垣間見えます。そんな歌詞が、今の時代にも重なる部分があるのかもしれませんね。

投稿: Aza | 2009年9月10日 (木) 22時32分

僕の周りも同じような感じでした、僕の立場はちょうどぴろろさんみたいな感じでしょうか。
知らなかったんですね、あまり。彼がこの世を去ったとき、テレビで騒いでいるのを皮切りに、いろいろ知るようになりました。
僕は卒業も歌ったことがありますし、他の歌も何度か歌った記憶があります。
いい歌だなと思うのも沢山ありますが、彼が薬物中毒であったのが、やはり好きになれない原因です。覚醒剤中毒死ではなく多量摂取によって引き起こされた事が直接の死因、ということですが、覚醒剤に依存していた事実はやはり複雑です。
だから、諸手をあげてってわけにはいかない、そんな彼が生きていたらどんな曲を書いたのだろうと、思うこともあります。

投稿: Laylack | 2009年9月10日 (木) 23時52分

特にファンというわけではなかったからか、私も渋谷にこういった場所があるなんて、知りませんでした。誰がこのレリーフと歌詞を刻んだ碑を作製したのか…。ファンにとっては、尾崎氏と語り合える神聖な場所なのではないかと思いました。若者たちであふれる109などのファッションビルが林立するエリアではなく、オフィスビル群の一角にあります。人通りは多いですが、落ち着いた雰囲気の場所です。
今、聴いても、いい曲だなぁと思うのもありますし、頷ける歌詞も多いです。当時、絶大なる支持を得ていたのもわかります。30代・40代の尾崎氏は、一体どんな曲を作っていたでしょうね。

投稿: Azaさんへ | 2009年9月11日 (金) 14時55分

主人もカラオケで、彼の歌を歌ってくれたことがありました。どの曲だったか…。主人もLaylackさん同様、彼を好きになれないそうです。理由は話してくれませんでした。
尾崎氏は最期まで不思議のベールに包まれていたように感じます。生前も遠いところにいるような人だと思っていましたが、死してなお、それが確実のものになったような気がしました。当初、死因すらあやふやに報道されたのも、尾崎氏らしいと言ったら叱られるでしょうか。当時のことをハッキリ覚えているわけではありませんが、Laylackさんがコメントされているようなことが原因だったのですね。当時大学生だった私は、まだ世の中の本当の辛酸を知らずに過ごしていましたので、尾崎氏の艱難辛苦がいかほどのものだったかなどと考えるには至りませんでした。どのようなことがあっても、姑息な手段による逃避は避けてほしかったと思います。

投稿: Laylackさんへ | 2009年9月11日 (金) 15時42分

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