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2009年5月10日 (日)

オーストラリア旅行五日目① ~世界遺産の森~

太古からの森を上空から

グレートバリアリーフに続き、ケアンズにあるもう一つも世界遺産。クイーンズランド州の湿潤熱帯地域。この砂漠の中の熱帯雨林は、オーストラリア最大の規模を誇る。うっそうと生い茂る森の中には、1億2000万年前から形の変わらないシダ類が生えているという。

原住民アボリジニの言葉で「熱帯雨林の村」という意味のキュランダという小さな村がある。そこが熱帯雨林の入口で、観光客でも熱帯雨林を肌で感じられる場所になる。私もそこへまず上ってみることに。

スカイレールというロープウェイが地上からキュランダ村まで出ている。なんと、このスカーレール、世界で二番目のPhoto長さを誇るロープウェイとなる。全長7.5kmで約40分かけて上っていく。二番目と聞くと、一番が気になるところだが、世界最長のロープウェイは苗場スキー場のものだとか。

そして、このスカイレールの一番すごいところは、熱帯雨林保護のため、工事のための道路は一切造らず、すべてヘリコプターを使って支柱等を運んだという点。伐採によって貴重な森が削られている一方で、建設当時はこのような配慮がなされていたことに感動した。

一緒にスカイレールに搭乗したのは、日本からケアンズに語学留学に来ている60歳くらいの女性。後で判明したのだが、彼女とはなんと名前が同じだったのだ。私の名前は今の乳幼児ほど個性的な名前ではないが、決しても多い名前ではない。よく観光地で名前入りのハンカチやキーホルダーなどが売られているが、あった例(ためし)がない。幼稚園から大学まで同じ名前の同級生は一人しかいなかった。それも漢字が違う。でも、この方は漢字まで同じ。急に親近感が湧いた。

Photo_3スカイレールは途中で下車して乗換えを行うのだが、その駅周辺にボードウォークが作られており、熱帯雨林の中を散策できるようになっている。一歩降りた瞬間、冷やりとした涼しい空気に包まれた。精霊でもいそうな雰囲気。

800種類以上の植物が生えていると言われているので、目にしたのはそのほんの一部だが、植物の生命力の強さに神秘さを感じた。一人の人間の命の限界を超えて、なお生き続ける樹齢何百年・何千年もの大樹。どんな言葉を持って語ればいいのだろうか。

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スカイレールは世界遺産の森の上空をゆっくり飛ぶ。眼下には広大な熱帯雨林が広がる。高所恐怖症の人は乗っていられないかも。眺望がとても良い。往路乗車する予定の高原列車も遠くに見える。

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キュランダ村で動物とのふれあい

キュランダは観光客向けに動植物園やショップ、レストラン等が点在している。まず最初にワイルドライフパークで、コアラを抱っこ。コアラを見るのは初めて。これは楽しみにしていただけあって、気分も弾む。

お腹の前で両手を絡めて、その上にコアラを乗せてもらう。コアラがカメラの方を向いた瞬間、すかさずパチリ。「はい、チーズ」なんていうかけ声は全くないので、私の方が心の準備ができないままシャッターを切られてしまった。引きつったような、ぎこちない作り笑顔のような表情。まぁ、いいか。次の人がもたもとしていたので、撮影後コアラの背中を撫で撫で。フワフワの毛並みが気持ちまで柔らかくしてくれた。

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コアラは言わずと知れた夜行性。昼間は寝ていることがほとんどなので、動いているコアラを探すのは至難の業。うまくバランスを取ったまま、眠り込んでいるコアラたち。よく落ちないものだ。

この動物園にはカンガルーやワニなども飼育されている。口をセロハンテープでグルグル巻きにされた子ワニを両手に持った写真の撮影もしているそう。ワニを触る機会なんてないから、いいかも。私の好奇心が疼き出したが、時間がないので止めておいた。

Photo_8カンガルーは暑いのか、砂地の木陰で寝そべっていた。野生のカンガルーではこうはいかないだろう。怠け者のようで、またそれがおちゃめ。でも、跳びはねているところももっと見たかった。

水陸両用のアーミーダックという乗り物がある。ハワイでアーミーダックの存在を知り、Photo_9一度乗ってみたいと思っていた。このライフパークで乗れるという。実際に軍隊で使用していた戦闘車両で、ここでは本物の車両が使用されていた。年季を感じる車両だが、まだまだ現役だというから驚き。

Photo_10新年に、ディズニーランドでジャングル探検のアトラクションに乗ったが、ここでは本物のジャングル探検に出発。狭い下り坂・上り坂、そして池をアーミーダックは進む。

周りに生えている草木は、全て本物の世界遺産の森を構成する植物。熱帯雨林に生い茂る珍しい植物を面白い解説を聞きながら観察できるのがいい。途中、折れずにすごくしなる枝や触ると危険な植物なども教えてもらい、植物の世界に入り込む。鳥の巣のような形の植物も。大きなバナナの木やコーヒーの実なども観察できた。Photo_11  

 

 

 

  

 

 

 太古から続く息吹を肌で感じたジャングルから、無事帰還。入水時はちょっとヒヤリとしたけれど、これぞ探検の名にふさわしい乗り物だと実感。アッという間の40分間だった。

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コメント

 オーストラリアにこういう世界遺産があったのを知りませんでした。
 楽しそうですね、うらやましくなりました。本物のジャングル体験。木陰で寝ているカンガルーには、笑いました。私はシドニーのタロンガ動物園で、コアラと写真を撮りましたが、そこでは抱っこは出来なくて、木につかまっているコアラに寄り添ってパチリ、でした。ところでこの「コアラのマーチ」 は持参されたんですか?

投稿: fkmamiko | 2009年5月10日 (日) 11時38分

日本のそれと比べると、世界中の世界遺産(にとどまらず他の観光地もそうですが)などは事前の準備というか、心構えというか・・・、ここでいう道路を造らないで支柱を立てるなんていう部分とかにはいつも素晴らしいと思います。
富士山を世界遺産にという気持ちもわかりはしますが、あのゴミとかもそうですし、そこに至る様々な場面でどうかなという部分が多いです。町全体というよりも、個々人それぞれの心構えがそもそも違うのかなと考えさせられます。
 僕も植物はいつのころからか好きになりました。植物は厳しくも優しく、儚いがとても屈強です。植物と同じように、時間をゆっくり過ごしてみたいと思うこともあったり。
 ジャングルツアー、これまたおもしろそうです。日本は日本のよさが当然ありますが、やっぱりスケールというか全てが違うこういうツアーは、体験したものがまたいきたいって思えるほどの魅力を持ってますね!
あと、fkmamikoさんもいってますが、コアラのマーチ僕も気になります。

投稿: Laylack | 2009年5月10日 (日) 18時14分

ぴろろさん、こんばんわ。
そう言えばオーストラリアはアボリジニでしたね~。確かディジュリドゥとかいう楽器があったような・・・。
オーストラリアにも四季があると聞きますが、やはり大陸が違うと植物などの種類も全然違うのですね。
コアラのマーチ、僕も気になりました。このために持っていったのですか??

投稿: Aza | 2009年5月10日 (日) 22時56分

今まであまりオーストラリアに興味を抱かなかったので、私も熱帯雨林が観光都市からこんなにも簡単に行けるなんて思いませんでした。ケアンズの中心から車で30分ほどで、ロープウェイ(スカイレール)乗り場に着きます。オーストラリアは砂漠の印象はあっても、熱帯雨林の印象は薄いですよね。
現在、コアラを抱っこできるのはケアンズがあるクイーンズランド州を含め、3州のみだそうです。シドニーのあるニューサウスウェールズ州では、抱っこすることは禁止されているそうです。コアラは神経質で、人に抱かれるとストレスを感じるそうなんですよね。クイーンズランド州でも、2年後には、コアラを抱くことはできなくなるそうです。抱っこ写真を撮りたい方は、今のうちだと言われました。“コアラのマーチ”は、こんな写真が撮りたいがために、日本から手荷物扱いで持参しました~ 箱がちょっと変形してしまいました。わからないかな。

投稿: fkmamikoさんへ | 2009年5月11日 (月) 15時40分

海外へ行くと、まず目につくのはゴミ。イタリアの町の汚さには辟易しました。反対にイギリスはどの家もガーデニングに力を入れていますから美しい印象が残りました。日本は外国人にどのように映っているのでしょうね。
富士山のゴミ問題はよく取り上げられますよね。日本人のゴミを平気で捨てる感覚がなくならない以上、世界遺産への登録は難しいと思います。高速道路や山奥には産業廃棄物を廃棄する人が後を絶たないと言いますから、日本も決しても美しい国だとは言えないでしょう。一部の人のせいで、そんなふうに言われる国になってしまっているのが情けなく、残念です。
クイーンズランド州の熱帯雨林も、スカイレール建設当時は森林を守ろうとする動きが全面的にあったものの、やはり伐採する者もいるそうで、3分の2は消失してしまったそうなんです。どこにもかけがえのないものの価値をわからず大切にしない人々はいます。人類のためとか言いながら、本音は私利私欲のため。地球の叫びが聞こえない者にはそのうち天罰が下るでしょう。
本物のジャングル体験では、危険な植物も見物できました。植物自身、身を守るために今の形になったのだと思うと、その生命力の神秘さに感動すら覚えます。植物をゆっくり観賞したいと思うLaylackさんの優しさにホッとしています。
“コアラのマーチ”は持参しましたよん。本物のコアラと一緒に写真に撮りたかったから。潰れないように、手荷物で持ち込んだので、初日は腕が筋肉痛でした。コアラを見るのは初めてで、「かわいい~!」を連発。抱っこしたコアラは、個人のカメラでの写真撮影は禁止だったのですが、別区域の柵の中にたっくさんいたコアラは写し放題でしたので、おもむろに“コアラのマーチ”を取り出して写しまくりました。周りの日本人から「日本から持って来たの~?」なんて、呆れられちゃいました

投稿: Laylackさんへ | 2009年5月11日 (月) 15時59分

Azaさん、こんにちは。
ディジュリドゥをご存知なんですね。さすが音楽家 私なんて、“アボリジニの笛”としか認識がありませんでした。アボリジニが作製した作品は宝物のように扱われていました。コピーした作品はナイトマーケットなどでも入手できます。特にブーメランが有名で、あちこちで見かけました。
オーストラリアにも四季があります。ただし、南半球なので逆になります。日本が夏の時、オーストラリアは冬ですね。ケアンズはオーストラリア大陸の中でも赤道に近いので(北部に位置)、冬(8月)でも20度を下回ることはないそうです。その反面、夏(1月)は日中40度近くにもなる日もあるとか。雨季と乾季がハッキリと分かれているので、世界遺産にも登録されるような湿潤地帯が形成されたのでしょうね。珍しい植物がたくさん生えていました。自然の大植物園です。
はい!“コアラのマーチ”は、本物のコアラと一緒に写真を撮りたくて、日本から持参しました。中身が崩れないように手荷物だったので、初日は筋肉痛で苦労しました。でも、その甲斐あって、掲載写真が撮れました。私も手に持った写真を写してもらいました。コアラネタのお菓子はこれぐらいしか思いつきません。やはり日本では、馴染みの薄い動物ですね。抱いた時は、気持ちの良いフワフワの毛がぬいぐるみのようでした。生まれたばかりの人間の赤ちゃんの重さより、やや軽い感じでしょうか。

投稿: Azaさんへ | 2009年5月11日 (月) 16時30分

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