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2008年7月12日 (土)

沖縄一人旅四日目 ~離島の逞しさ~

島の名産品

Photo_2朝食は夕食の食事と同じく、島で取れた野菜やフルーツがふんだんに使われたスローフードの数々。朝食にしてはボリューム満点。中でもカニステルというフルーツは初めて食べた。カボチャのようなお芋のようなホクホクとした食感は、フルーツと言っていいのかどうかといった具合だが、この辺では食べられているらしい。見た目はパパイヤのような…。パパイヤもそうそう見ることはないので、それに似ていると言ってはいけないかもしれない。ちなみに写真で一番小さいのがマンゴーで、二つのうちどちらかがパパイヤでもう一つがカニステル。

伊是名島二日目の宿は港(仲田港)の目の前にある民宿。全室インターネット完備ということだったが、つながらず…。ネット管理者に報告とのメーッセージが現れる。ガッカリ。

Photo_3ブログの記事作成を諦め、港へ行ってみた。伊是名島へは、本島から一日二便のフェリーが到着する。伊是名島からも本島へ、一日二便出航している。船の出航・到着時間帯以外は、ターミナルは閑散としていた。

伊是名島土産探しのため、ターミナル内のPhoto_4土産店を覗いた。伊是名島はモズクが取れるようで、新鮮なモズクを初め、モズクの入ったカステラなども置かれていた。他にも珍しいところでは、いかすみかりんとうやうこんのかりんとうなどが目を惹く。伊是名島産の泡盛、黒糖、黒米、砂糖などが、Photo_5美しいラベルとともに客を待っていた。

この島はトライアスロン大会も開かれるということで、黒糖はトライアスロン仕様になっていた。島でしか手に入らないような土産物の数々に迷ってしまう。夫と相談した結果、お互いの実家への中元として、伊是名島の名産品をいくつか送ることにした。

Photo_7Photo_6

 

 

 

  

島には島のルールあり

昼食をとった店で、島で唯一のケーキ屋までの道のりを聞いた。かなりの距離があり、歩いて行くのは困難だと言う。でも、車が通ったら手を挙げて止めて、行き先を言えば乗せてくれるはずとも言う。いわゆるヒッチハイク。私にそんな真似ができるだろうか。まず、無理だとは思ったが、真っ直ぐ宿へ帰るのも芸がないので、散策がてらケーキ屋まで歩いてみることにした。

Photo_8散水車が脇を通った。さすがにこの車に乗せてもらうわけにはいかない。天気がいいから、気温がぐんぐん上がっている。30度は超えているだろう。ジリジリと遠慮なしに照り付ける太陽が恨めしい。

Photo_9マンホールの蓋を発見。歩かなければ発見に至らないものなので、徒歩での収穫物第一号。そこにある歌は、昔、与論島から来た旅人が詠んだものと伝えられている。地域らしさが現れるマンホールの蓋。見て歩くのが最近、好きになった。

Photo_10目的地まで1kmちょっとの登り坂が続いた。琉球松とサトウキビ畑を間をひたすら歩く。人工的なものの音がない。風の音だけが耳に届く。前日のこんな言葉が脳裏をよぎる。

伊是名集落の散策時、「こんな時間帯に歩くなんてダメよ~」と散策前後に立ち寄った商店の人に言われた。13時~14時30分の一日のうちで一番暑い時間帯の散策だった。「バテバテになった」と汗を拭き拭き、お茶で喉を潤しながら、報告していた時だった。だから誰も歩いていなかったし、姿も見えなかったんだと思ったんだったが、今日もまた、同じ時間帯に散策に出てしまった。昼食後となると、どうしてもこの時間帯になってしまうのだ。

Photo_11ようやく到着したケーキ屋の前には島の小・中学校があった。島で一つだけ設置されている信号機も確認できた。小さな離島になると、渋滞という言葉はないのも同然で、信号機は子どもたちの交通ルールの指導のためだけに取り付けられるのだ。

「あら~、港から歩いて来たの~?」とケーキ屋の奥様にも驚かれた。やはり、こんな晴天の日中に長距離歩くものではないのだ。反省。チョコレートケーキをいただき、涼ませてもらった。

Photo_12このケーキ屋に来た理由は、ここで作られているもずくカステラにお中元用の熨斗を付けてもらいたかったからだ。結局、港でしかもずくカステラは売られていなということで、熨斗だけもらうことに。ちょうどパンを買いに来た客に、「港まで行かれますか?」と尋ね、民宿まで送ってもらうことができた。ケーキ屋でのヒッチハイクは成功した。港方面へは行かれない方だったが、快く送ってもらった。島人の優しさに感謝。

 

美島滞在

昨夜の宿は客は私一人だったが、今日は仕事関係で宿泊している人が多い。旅人はやはり私一人。観光客が気軽に訪れるには、ちょと遠い伊是名島。

Photo_14  

二日前にデーモン小暮さんのライブがあったということで、夕食時、その話題になった。追っかけファンが大勢詰めかけたそうだが、急に伊是名島行きを決めた私は、当初の希望日に宿を確保できなかったのはそれが理由だった。ライブは好評だったようだ。

今宵の宿も島で取れた食材が豊富に膳に並ぶ。宿の方と一緒に食事。いろいろ話し相手になってくれた。

Photo_16  

私の希望で三線を爪弾いてくれる人もいた。ゆんたくとまではいかなかったが、食後もダイニングでゆったりとした時間を過ごした。民宿にいると、自室にこもるのがもったいない気がしてしまうのは、どこも同じ。

お腹も心もいっぱい。伊是名島の海の幸、山の幸を堪能。そして島の人々の優しさにも触れられたのは、一人旅だったこともあるだろう。伊是名島最後の夜は、賑やかに更けていった。

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コメント

こんにちは。

南国の島、島の厳しい環境の下で生活するためにいろいろルールがあるのですね。

本当に思い出深い素晴らしい旅ですね。

投稿: ぞう | 2008年7月12日 (土) 14時46分

どの写真も雰囲気いっぱいですね!見ているこたらが楽しい気分になります。

マンホールの蓋!ここまできれいなおもしろいタイプははじめてみました。僕が今まで見たやつですと、大正村にあった団子杉でしょうか。こちらには歌と風景が描かれていて、すごくきれいなんですね!

かなり暑い中歩かれて大変でしたね、ただその分いいこともたくさんあって、結果よかったのかも♪
閣下のライブがあったので宿の都合が変更になったのですか、いっぱいきたんでしょうね!

下から二枚目の写真、赤い花、青い空、人のぬくもりがある建物、花が空を仰いでいるようで最高ですね!!

投稿: Laylack | 2008年7月12日 (土) 21時23分

どの写真も空や緑が鮮やかですね~。
どこの空も同じはずなのに、どうしてなんでしょう。僕の気のせいかもしれませんが。
で、名産品の遊び心がほのぼのしますcatface

投稿: Aza | 2008年7月12日 (土) 22時16分

ぞうさん、こんにちは。
そうですね。私たちの生活とは違う、見えない島のルールのようなものがありました。
スペインでシエスタという昼寝・休憩の習慣があるのをご存知ですか?日中(昼食後の時間帯)、商店はもちろん、銀行やレストランが夕方まで閉まってしまうのです。この時間帯に食事をしようとすると、どこにも入れないということになってしまうので注意が必要なのですが、伊是名島でもこのシエスタが当てはまると思いました。
暑い日中には家の中で昼寝でもしながら休憩をし、夕方になったら畑仕事をする。体を守るゆえのルールです。だから、沖縄は夜型社会なのですね。散策中、歩いている人に出会わないわけです。
沖縄は国内なのに、驚かされえることがいっぱい。訪れてみなければ知らないことって、たくさんあります。これだから旅は止められません。

投稿: ぞうさんへ | 2008年7月13日 (日) 10時49分

Laylackさん、こんにちは。
日本の最西端(沖縄は最南端のイメージですが最西端ですね)、しかも離島にまで来ると、珍しいものがたっくさんあります!見るもの、聞くもの興味津々。風景もそうですが。お土産品も長寿県沖縄ならではの商品がズラリと並んでいました。他県もそうですが、沖縄は特に名産品・県産品が豊富で個性的です。見て歩くだけでも面白いです。
旅行前、伊是名島を調べている時にライブがあることを知ったのですが、宿が取れないほどとは思いませんでした。「その日はデーモンさんが泊まるから空いてないの」と旅館の方に言われ、宿泊先を知ってしまったり…。そんな情報言っちゃっていいの?と思いましたが、そこは沖縄の離島、いいんです。何でも許されるのが沖縄なのですから。
私が伊是名島へ渡った日、デーモンさんたちは島を観光していたとか。あのいでたちではないでしょうから出会ってもわからなかったでしょうねhappy01
咲き乱れるハイビスカスもいいですが、コンクリートの塀に一輪咲くハイビスカスもいいかなぁと思って、利用した民宿の玄関脇で撮影しました。空を仰いでいるように見えますね。きっとそうなんでしょう。太陽は花々にとって、父であり母のような存在ですからねsun
マンホールの蓋、撮っている時、Laylackさんを思い出しましたよ。見てもらえるといいなぁと思っていました。歌までのっているなんて珍しいかな。カラフルなのもありますよね。ホント、マンホールの蓋は面白いです。

投稿: Laylackさんへ | 2008年7月13日 (日) 11時11分

Azaさん、こんにちは。
沖縄は6月中旬に梅雨明けし、訪れた時には真夏の様子を呈していました。連日、30度超え。意外に蒸し暑く、タオルが何枚も必携でした。
でも、そういう環境だから、自然も食材も人々の笑顔も美しいのでしょう。原色が輝いているというか眩しい感じです。太陽を近くに感じる分、すべてが色鮮やかです。
空が青く澄んでいると感じるのは、Azaさんの気のせいではありません。実際、空気は淀んでいません。東京の空とは違いますね。とてもつながっているとは信じられません。
そういったところにも、沖縄のパワーの源があるような気がします。あの美しい透き通る海を望んで、真っ青な大空を仰いで、自分たちで手塩にかけた野菜や果物を食して、自然とともに無理のない生活リズムで日々過ごせば、元気にならないはずがないですよね。この辺に、長寿県になる理由がある気がしています。
何より、ストレスフリーなのが、体に良いとか。病気持ちの人が、沖縄に移住したら治ったなんて話、いくらでもあるんですよ。
もずくをカステラに入れようとはなかなか考えませんね。他には黒糖カステラ、紅いもカステラがありました。うこんかりんとうも食しませんでしたが、おいしければ大人も手が出るお菓子ですね。お酒のおつまみにもいいかも。うこんだけに…beer

投稿: Azaさんへ | 2008年7月13日 (日) 11時30分

 沖縄一人旅、楽しく読ませていただいてます。
 ハイビスカスがきれいに咲いていますね。 なるほど、シエスタのある島なんですね。私も行きたいですが、ウチの家族が「なんにもない」 などと文句を言いそうです。

投稿: fkmamiko | 2008年7月13日 (日) 14時54分

ぴろろさん、こんにちは
旅行記、楽しく拝見させていただいております。
ぴろろさんの旅行記を読んでいると、島の空気感が伝わってきます。
そして、沖縄の美しい写真がしばらく沖縄に行けていない私を誘っているようです。

伊是名島、いいところですね。
風景も人の心も、、、きっとぴろろさんの人柄によるものもあるのでしょうが、
2日もいたら、島を離れたくなくなりそうですね。
沖縄も、近頃は観光ブームで賑やかになってきてしまっているようですが、その良さがたっぷり残っている島ですね。
ぜひ訪れてみたくなりました。

しかし、沖縄の炎天下の中、よく歩きましたね~。
沖縄の真昼間の日差しは本当に危険です。
私は夕方の日差しでさえ日射病になりかけたくらいです。
(歳のせいかも知れませんが・・・笑)
気をつけましょう。(笑)

投稿: ゴーヤー | 2008年7月13日 (日) 15時34分

おはようございます。いつも読んでいただき、ありがとうございます。
fkmamikoさんは一人旅には出られそうにないですか?主婦業も母親業も休んで、羽を伸ばすのも、たまにはいいと思いますよ。誰かのためではなく、自分だけの時間を持つことはかなりリフレッシュできるはず。環境を変えてみると、思わぬ効果が得られるかも。でも、ご家族が何とおっしゃるか…。何もないところで、何もしないことが贅沢なことなのだとわかるには、息子さんたちにはもう少し先になりそうですね。
宮古島へは元気に行かれるといいですね。ご無理なさらずゆったり過ごされてください。天気にも恵まれ、思い出に残る旅行になりますように。

投稿: fkmamikoさんへ | 2008年7月14日 (月) 08時37分

おはようございます。
はい、ゴーヤーさんを沖縄へ私が誘って差し上げたいです。今回も八重山旅行の時と同じように、サイドバーに撮ってきた写真をアップしたいと思っています。結構ピンボケの写真が多くて参りましたが、気にせずアップする予定でいます。よろしければご覧ください。今週半ばを目標にしています。
一つひとつ、離島にはその島ならではの空気が漂っています。島は数あれど、同じ空気感の島は一つもないんですよね。訪れてみて、肌で感じました。まだ訪れていない離島は多いので、これからも楽しみに計画を練りたいです。
街中を散策しているのに、人工的な音が聞こえない。そんな経験をほとんどしたことがないので、驚きます。そして、その心地良さに体が喜んでいるのを感じます。人の多い地で暮らす者にとってはいい休息になりました。
島のルール、守らなければならないですね。せっかく来たのだから、外出しなければもったいないなんて思ってはダメですねcoldsweats01  昼食後は、ゴロゴロ昼寝に限ります。倒れなくてよかったです。しばらく見つけてもらえそうにありませんものね。離島で無理は禁物です。

投稿: ゴーヤーさんへ | 2008年7月14日 (月) 08時59分

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