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2007年12月12日 (水)

米軍基地 ~航空母艦の帰港~

日本におけるアメリカ

日本には米軍の基地(ベース)が数多く存在している。よく訪れる沖縄では、当たり前のように、住宅の上を戦闘機が低空で飛行している光景を見かける。

初めて知ったことなのだが、神奈川は、沖縄に次いで二番目に米軍基地がある県なのだそうだ。沖縄43に対して、神奈川は16。厚木飛行場やキャンプ座間、池子米軍住宅、そして横須賀海軍基地が有名だ。日本列島にありながら、アメリカである“基地”。普段は、日本人が足を踏み入れることのできない場所である。ゲートでは、常に軍の警備の姿がある。

Photo_15 その基地の一つである横須賀海軍基地に、先週の土曜日、足を踏み入れた。私たちが そこに入ることができたのは、【グランドイルミネーション】というイベントがあったからだ。この時季に一般人への開放は初めてだという。理由は、空母“キティホーク”が帰港してしたからに他ならない。帰港というのも、キティホークの母港は横須賀海軍基地なのだ。

  

ベースの中へ

ベースの入口では、迷彩服を着用したPhoto_2自衛隊員が大勢立っていた。それほど緊迫した空気は漂っていないが、そこが日本ではなく他国なのだという緊張感を人々に持たせるだけの雰囲気は、十分作り出されていた。

中に入る全員に対して、荷物検査が行われた。空港同様、ポケットの中のものも、出させられた。一人の迷彩服姿の自衛隊員が近づいてきたかと思ったら、夫に「無作為ですが、身分確認をさせていただいています」と言い、身分証の提示を求めてきた。どうして夫が選ばれたのか、首を傾げるしかない。怪しかったのだろうか。

Us 人の波に乗って、ずんずん奥へ進む。途中、ドッグを見学したり、クリスマスツリーなどをひやかしながら歩いた。

500mも進んだだろうか、人の流れに沿って道を左に曲がった瞬間、巨大な鉄の固まりが目に飛び込んで来た。航空母艦“キティホーク”だ。

Photo_4 突然だったのと、あまりの巨大さで、一瞬、足が立ちすくんでしまった。「おぉ~!」と感嘆の声が漏れた。「何これ~!」という第一声が、今までに見たこともないお化けに遭遇したかのような心境を物語っていた。

ゲートからの人の波は、ここへ急ぐ人の波だったのだ。キティホークに乗艦するにも、長蛇の列ができていた。艦上にも大勢の人の姿が米粒のように見える。遊園地のアトラクションに並んでいるかのような錯覚に陥った。

Photo_17 空母の前で、戦闘機が翼を休めていた。おそらく、この空母から発艦・着艦する艦載機だろう。こんなに近くで見るのはもちろん初めて。女性の私が見ても、格好いいと思ってしまう。『トップガン』という昔の映画を思い出した。

 

キティホーク乗艦

Photo_12Photo_10乗艦直前に「空母キティホークへようこそ」を書かれた小冊子を手渡された。それは、艦長の挨拶に始まり、写真付きで空母の紹介が大半を占めているものだった。それによると、キティホークは米軍Kitty_hawk 最年長の現役軍艦であることがわかる。アメリカ唯一の航空母艦としての任務をインディペンデンスから引き継ぎ、制海や戦力展開による国策支援に寄与しているそうだ。

Photo_8 とにかく、キティホークは大きかった。乗艦しても、その印象は変わらない。広い広い艦上には、艦載機を何機艦載できるのか、想像もできない。全長は約335mだという。

あちこちで写真を撮っている人の姿が多い。空母自体はもちろんのこと、艦上にいる米兵や船長の周りにも人だかりがしていた。

Photo_11乗艦している人々の中では、男性が目立つ。やはりこういったものに興味を持つのは、女性より男性だ。「男は基本的に戦いが好きなんだよ」と投げやりな言い方をした夫。その夫自身は、あまりこういったものにはPhoto_16 興味はないのだそうだ。ベースに入ってみたいという私にくっついて来ただけだから、申し訳ない気持ちになった。夫には、空母は戦で活躍し人を殺めることにつながるものという感覚が底辺にあるらしい。そう言われてしまえば、そうかもしれないが…。

テレビのニュースで見るだけだったキティホーク。世界の海を活躍の場としているのだろう。その役割について、微々たる知識でしかない私にはいろいろ言うほどの権利はないので、ここではあえて記さないことにする。

 

キティホークの公式HP http://www.kittyhawk.navy.mil

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コメント

キティーホークかっこいいですね。
僕は軍艦をテレビでしか見たことがないので
この写真はちょっと感動ですね。
いい経験ができてよかったですね。

投稿: ドナルド | 2007年12月12日 (水) 21時38分

やはり男性は、軍艦の持つ勇ましさが格好良く見えますか?非現実的で、プラモデルみたいでしたよ。
めちゃくちゃ大きかったです!こんな空母が浦賀水道(東京湾)を通っているのかと思うと、ビックリです。知らずに、偶然見かけた人たちは驚くでしょうね。

投稿: ドナルドさんへ | 2007年12月12日 (水) 21時51分

父の仕事の関係で
出入りしたことがあります。

自衛艦に乗船したこともあります。
観艦式の予行練習で。

グレー 1色の船内...


ヘリコプターとか
潜水艦の浮上とか...
いろいろ やってましたが...
ただ ひたすら 水平線を見つめ
ポテトチップスを食べてました。

船酔いしまくりで散々でした。


ただ、基地内で 安く買い物出来るのは
ものすごく得した気分でした。


でも いろいろ 裏事情聞いたり...で

いろいろ...いろいろですよ。


投稿: Takao | 2007年12月12日 (水) 23時03分

ぴろろさん こんばんは

自分も軍艦の大きさにビックリしました。
特に、甲板(滑走路?)で撮った写真はすごいですね。
どこかの広場にある建造物に見えますから。

自分はリアルな戦艦のプラモデルは作ったことがありませんが、ガンダムに出てくる戦艦(ホワイトベース)のプラモデルは作りましたね。
やはり、男の子はそういうのが好きなのです。

あと、ぴろろさんも格好いいといっている艦載機。
ぜひ動いているところをみたいですね。

こういうところに行ったら、たくさん写真撮っちゃうだろうな。
いい経験されましたね。自分もチャンスがあったら行ってみたいです。

投稿: よっちん | 2007年12月13日 (木) 00時20分

自衛艦に乗艦することができる日もあるのですね。許可されているのは、ご家族だけではなく、一般公開ですか?
基地内で安い買い物…。私たちは飲食物でしかお金を使いませんでしたが、直径30cmはあろうかというピザが$17でした。日本円だと1900円と表記されていました。米$が金庫に眠っていたので、米$で買いました。また、キティホークの艦内で、キャップやワッペンなど、米軍関連商品を販売していました。手にとって商品を見ることもできないほど、大勢の客で賑わっていました。値札は全然見えませんでした。
裏事情はどこにでもありそうですが、こういった施設での裏事情は日本人として聞きたくないですよね。いわゆる「知らない方がいい」と言われる内容でしょう。

投稿: Takaoさんへ | 2007年12月13日 (木) 12時07分

キティホークは「海に浮かぶ一つの町」となっているみたいです。売店をはじめ、理髪店、郵便局、歯科、内科、外科(手術室)なども揃っているそうです。郵便物や大事な部品等は、輸送機によって運搬されるので、どこにも寄港することなく、無期限に近い状態で任務にあたることができるらしいです。
動いている艦載機、見たことのある人はさすがに少ないでしょうねぇ。乗艦直前にもらった小冊子には、艦載機が発艦・着艦する写真が何枚か掲載されています。艦載機は作動からわずか2秒で、およそ273kmの速度で飛行甲板から発艦できるそうです。また、およそ257kmの速度で着艦可能らしいです。でも、かなりの衝撃でしょうね。加速も停止もはやいです。
夏に「フレンドシップデー」があり、横須賀のベースは一般公開されます。毎年なのかどうか行ったことがないので、ちょっとわかりません(^^;)ヾ その時期にどんな戦艦が寄港しているのかも…。ベースに隣接するように、自衛隊の施設がありますから、自衛艦なら必ず見られます。しらせなどの有名な船も、たまに停泊しています。

投稿: よっちんさんへ | 2007年12月13日 (木) 12時50分

こんばんは!

旦那様はお好きでないようですが、典型的な男の子なようで僕は好きです。やはり移動可能な即時展開できる航空基地ですからね、しびれます。艦載機はヘリコプターも飛行機も羽は折りたたまれてますし、限られたところへ効率よく、効果的に結果を求められる軍用のものは合理的な美しさを感じます。そこに倫理観を持ってくると、やはり違ったふうに見えてしまいますので、戦争の道具として考えるとそれは悪魔のようなものだと思います。
でもカッコイイ!6枚目の写真がカッコイイです、いってみたいですね~。

投稿: Laylack | 2007年12月13日 (木) 21時10分

この記事にいただいたコメントは男性から3名、女性から1名と、
男性が圧倒でした。全体的な訪問者は女性の方が多いのに…。興味の有無が、性差となって現れましたね。私でも乗艦してみたいと思ったのですから、世の男性陣はさぞや興味がおありのことでしょう。
空母は子どものころに思い描いた未来の乗り物のような感じもあるでしょうか。船の上から飛行機が飛び立つなんて…。実際に目にしたことも、乗ったこともないですから、一層憧れるのですね。
任務にあたっている者は、厳しい訓練を受けた選ばれた者たちだけでしょう。Laylackさんが感じる軍用のものの合理的な美しさも、私が感じる米軍の凛とした美しさも兼ね併せた航空母艦キティホーク。人道的な正しい使われ方がされることを願うばかりです。

投稿: Laylackさんへ | 2007年12月14日 (金) 16時59分

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