2007年GW帰省三日目 ~予想外東名高速ドライブ~
夫の実家を昨夜の11時に出発した。一睡もしないで、東名高速道路を東京方面へ向けて、車を走らせる予定。どこで渋滞に遭うかわからない。行けるところまで行ってみるつもりだ。
夜のドライブはロマンチック。夫も知らなかった伊勢湾岸道路は、名古屋港の夜景を私たちに紹介してくれた。夜でも、GWでも、働いている人がいるのだということも教えてくれた。
東名高速道路はスイスイだった。浜名湖SAで一回目の休憩を取った。真っ暗な湖面は、何も映さず、不気味だった。
軽自動車に乗っているため、左側車線に走っていることが多い。右側車線はとても早く、夫は驚いていた。
私はなぜか、車のナンバーが気になっていた。追い越して行く車のナンバーをつい見てしまう。行きは、「777」という何ともラッキーなナンバーの車を5台見た。偶然とは言え、見かけるものだ。帰りはというと「8888」とか「3333」などのぞろ目のナンバーをよく見かけた。ちなにみ、私たちが乗車しいる車のナンバーは「231」。つまらないが、割と覚えやすい。
富士川SAで2回目の休憩を取った。ここで実家近くのスーパーで買った夜食をつまんだ。時刻は3時。予想に反して、スイスイと静岡県まで来ることができたので、少し横になることにした。横になるといってもリクライニングを倒すだけである。「眠るわけではないから…」と言って、目を閉じた夫は、そのまま眠ってしまった。私も空が白んでいくのをかすかに感じながらウトウトしてしまった。
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気がついたら1時間以上が経過していた。ドアをロックもせずに、窓は開けたままで、寝てしまったようだ。夫は栄養ドリンクをグイッと飲み干した。運転を代わってあげられないことを本当に申し訳なく思う。
明るくなった空を見ながら、東へと車を走らせる。まだ朝方ということもあり、やはり東名高速はスイスイ。昨日のうちにみんな通り過ぎてしまったのではないかと思いほど、車の交通量は少ない。
左手に突然、富士山が見えた。行きは麓しか見ることができなかったが、帰りはその雄姿をしっかり見ることができた。世界遺産に登録される日は来るのだろうかなどと、考えていた。
寝ていない割には眠気はない。1時間でも仮眠ができたのが良かったのかもしれない。お気に入りの音楽をかけ、歌いながらドライブは続く。
厚木ICで降りることにした。結局、東名高速道路は一度も渋滞することなく、ここまで来ることができた。利用していた時間帯も良かったのかもしれない。
一般道に入り、朝食場所を探していたら、「コメダ珈琲店」を夫が見つけた。「コメダ珈琲店」は名古屋とその周辺地域に出店している喫茶店である。名古屋の喫茶店と言えば、モーニングが有名。コーヒー一杯の料金で、トーストやサラダ、ゆで卵などもサービスでついてくるのだ。モーニングといいながら、夕方までモーニングを提供している喫茶店もあるらしい。店によってサービスはマチマチだが、名古屋ではファミリーで朝食を食べに喫茶店に行くのである。このことは、昨年初めて名古屋に行って知った名古屋事情だった。
夫の希望もあり、この「コメダ珈琲店」に入店することにした。時刻は10時少し前。夫はアイスウィンナーコーヒー(写真右)を、私はクリームコーヒーを注文した。もちろん、モーニングサービスのトーストとゆで卵はつけてもらった。その他にサラダと名古屋ではポピュラーな小倉トーストにしようと思い、小倉&バターも追加した。関東では、なかなかトーストに小倉あんを乗せて食べる習慣はない…と思う。食べてみると、これがなかなかおいしいのだが、家で食べようとは思わないのは、小倉あんを用意することが面倒だからだろうか。たまに食べるから、おいしいということもある。昨夜の夕食から、名古屋名物をいただいてばかりだ。
レンタカーの返却時刻は19時30分。それまでまだ時間があるので、私の実家へ寄る前に寄り道をした。古本屋と家具屋である。古本屋ではインテリアの本などを購入した。家具屋では何も収穫はなかった。
夕方に私の実家に到着した。一般道は多少混雑している箇所はあったが、イライラするような混みようではなかった。夫の両親が用意してくれたお土産を手渡し、無事に私の実家に着いたことの夫の実家へ連絡を入れた。一睡もせずに夫の実家を後にしたので、さぞかし心配されていただろう。いくつになっても親に心配をかけてしまうものなのだろか、子どもというのは。
実家で母のお手製の昼食をごちそうになり、アパートへ向かった。もうヘトヘト。そんな私の様子を見て、夫が「ここに残りな。僕だけで車を返して来るから」と言ってくれた。一緒に行きたかったが、体がいうことを聞きそうになかったので、甘えてしまった。夫の方が疲れているのに…。ごめんなさい。
夕食の準備をして、夫の帰りを待った。夕食の準備といても、実家でもらってきたものやお惣菜の残りである味噌カツを食卓に並べるだけ。そうめんが食べたいと夫が言っていたので、そうめんだけは茹でた。
夫はレンタカーの返却に手間取ってしまったらしい。道路の左側にあるガソリンスタンドがなかなか見つからず、余裕を持って出たはずなのに、返却時刻ギリギリになってしまったこと、レンタカー会社の前の道は一方通行なので、どこから入っていいのか迷ってしまったこと、道路自体が混んでいたことなどがあり、ちょっと慌ててしまったようだ。「汗ビッショリになった」というメールが届いた。やはり一緒に行ってあげればよかったと悔やんだ。
普段は車での目線ではなく、通行人だから、一方通行の道だとか、ガソリンスタンドがどこにあるかなどは、気にしないで歩いている。いざ、時間に追われ、目的地までたどり着こうとした時、迷ってしまうと焦って事故につながりかねない。無事故で帰って来た夫を、玄関の前の外廊下で出迎えた。今夜はビールで労を労ってあげようと思う。夫からはショコラケーキをもらった。似たもの夫婦である。
こんな感じで、今年の車によるGW帰省は無事帰着することで幕を閉じた。国内なのに、結局1泊3日の行程だった。
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コメント
国内旅行で1泊3日はすごいですね。楽しめたみたいでよかったです。自分の仙台旅行も結構楽しめました。
投稿: ドナルド | 2007年5月11日 (金) 08時34分